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この釣り場の攻略手法は……

メイン取水口は、淵からの表層水を引き込んでいるためエリア内の水より多少水温が低い程度で、双方が一様に混じ合うことによって容存酸素量が多くなるとはいえ、実際にはそれほどの魅力はない。しかし、初旬や晩秋

の冷たい雨水が河川からエリアに流れ込むと、水底付近に他の水域より冷たい水域(クールゾーン)ができ、容存酸素を多く含んでいるので魚の活性が高まる。とはいっても水質がクリア〜スティンぎみの場合で、濁りが強いと魚の活性を下げてしまう。

 判断方法は、目で流れ込みの水がどのように池にそそぎ込まれているかを確認すること。このとき流れ込みの水が湖底に飲み込まれて行くようであれば、クールゾーンの形成がされていると判断してよいだろう。

 また、東岸にも流れ込みがある。水量は西岸よりは少ないものの「麻苧の滝」よりの深い谷間からの冷たい渓流が流れ込んでいるので、夏でも水温が低く、山側南岸は一様に日陰になるので、常連のお気に入りのポイントでもある。また、このエリアの浅場は底付近に湧水地帯が点在し、周年通して好ポイントとなっている。

湧水の場所の特定は、いくつかの見きわめ方があるが、本来なら、水温が上昇している初秋期は魚が浮き気味になるのに対して魚が底付近に定位しているような場所や、全体的に水色がなんとなく他より澄んでいる場所などであることが多い。無風状態だと、水が澄んでいるときは、泡が発生しているので、偏光グラスで確認できる。

 また、山側の南岸は、期間限定的であるが雨後の伏流水もある。妙義山からの雨水が一部地底を通って噴出する場所があり、注意深く観察すると湧水が視認できる。水中では砂が盛り上がるように攪拌されている。

 日差しが強いとき、山側の南岸は、木陰でシェードになるので魚にとっても釣り人にとっても居心地がよい所だろう。

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