アイナメといえば、秋から冬、そして春先の魚のように思われているが、実際は真夏でも釣れる。とくに水深さえあれば、日中でも良型が掛かる。ということで寒流域の鹿島灘で、真夏のアイナメにチャレンジしてみよう。 ヘッドランドは、海浜の状況を読む必要がある 想定しているのは、鹿島灘に数十本単位で突き出しているヘッドランドまわりだ。このヘッドランドは、立ち入り禁止のところもあれば、釣りのできるところもある。そうした中から釣りのできるところを選んで入るわけだが、このシーズンのヘッドランドは、ポイントによってはイシモチ、ヒラメ、マゴチなども釣れるので、アイナメを狙うにはどこをどうのように攻略するのかが重要になる。それにはポイントの選定と仕掛け、エサの3要素にこだわりがある。 そこでヘッドランドであるが、一言にヘッドランドといっても状況は、それぞれに異なり、それも年単位、季節単位、月単位、週単位で状況や形状が変化する。常に何かが変わっていて、同じ条件は2度とないといいえるほど激変する。 では、どのような形状をしているのかといえば、両側に腕を広げたような大きなウィング型になっている。その間に1本の突堤状のものが見られたりするが、それによっても状況が変わる。ここではウィング型について簡単に紹介しておこう。 御存じのようにヘッドランドは、海流によって海浜が削られて痩せるのを防ぐために布設された堤防で両側に腕を持つことで海流を巻き込み、その結果として砂を流さずに堤防まわりや、周辺の海浜に砂を溜め込んでくれるシステムで、痩せを回避する。 しかし、潮流は常に動いているので、海浜の砂は移動を続ける。全体としての砂の量は変わらないものの砂の溜まる場所、削られる場所が変わり、ヘッドランドまわりでは、深く抉られる場所と、そうではなく砂で埋め尽くされる場所とができ、それが年単位、季節単位、月単位、週単位などで変化する。ウィングタイプのヘッドランドでは、北側ウィングが抉られるところでは、南側ウィングが浅くなり、逆に南側ウィングが深くなるときは北ウィングが浅くなるという傾向がある。 イシモチ、ヒラメ、マゴチ、そしてアイナメのいずれも、深く抉られたほうに着くことが多いので、狙うポイントはヘッドランドの状況を見極める必要がある。どの魚でも釣果が出ているときは、年輩の地元の釣り人が入っているので大凡の状況はつかめる。 ヘドランドのどこを狙うかそれは深く抉られたウィングだ ヘッドランドのどこを狙うか。といより、どこに魚が着いているかを想定する実用がある。多くの場合は、砂で埋まって浅くなったほうより深く抉られたところに着く。すでに触れているようにヘッドの両ウィングは、左右対象に同じように砂が溜まり、抉られているわけではない。多くの場合は、どちらかが浅くなり、一方が深く抉られている。これは潮流が季節によって異なり、北から南へと流れるときと、その逆の流れが起きるとき、あるいは、潮流の強弱によってできる離岸竜の発生カ所が移動したりすることなども影響する。 深く抉られているウィング側は、魚が着くことから地元の釣り人の姿が見られるほかに、一目で砂の埋まり具合に違いを見分けられる。 では、抉られたどこに魚が居着くかといえば、ウィングの先端の両脇、先端、あるいは内側。それらのカケアガリだ。アイナメの場合は、ダイレクトに潮が当たるろことから少しずれた内側を中心に狙うようにするといいだろう。それもテトラの立ち上がりのすぐ脇に仕掛けを投入する。この時期、すぐ沖合いにイシモチが群れていることがあるので、テトラ際から離れて仕掛けを入れるとイシモチのアタリが頻発する。また、テトラ際では、場所によって20cm前後のイシダイの稚魚やソイなどが釣れるポイントもあるので、入るポイントによっては、アイナメ、イシモチ、イシダイ、クロソイ混じりの釣りになる。 仕掛けの投入は、テトラの立ち上がりに入れる 状況のわからないフィールドでは、底の状況を把握する必要がある。大半が砂底で根ガカリの心配はないが、離れたところでに沈みテトラが感じられたりするので、そうしたところもポイントになる。 まず、沖合いに仕掛けを投入して底を取ってから、リールを巻いて仕掛けをゆっくりテトラ際に寄せ、十分に寄せ切ったところでアタリを待つ。仕掛けを回収するときは、オモリを速めに浮かせてテトラにはさまって根ガカリしなようにする。 狙うポイントが把握できたら遠投せずにテトラの立ち上がりに際のすぐ沖合いに投入して、少しだけ引き寄せるとよい。 反応がなければポイントをずらして抉られたウィング側全体を攻略する。それでもアタリがなければ別のヘッドランドへと移動してポイントを変えて同じように攻略する。 つぎのページへ |