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[南房総]

真夏の照りゴチ狙いは、先入観を持たずに攻略すべし

いよいよマゴチシーズンが到来だ。90cmクラスも上がる南房総サーフは、これから本格的に照りゴチで賑わう。それもヒラメポイントとまったく同じフィールドだから、うまくいけばヒラメにも出会えるかもしれないのだ。

 

表層水温は最適でも、中層水温は春先の感じ

 「マゴチでなくヒラメを出しました」というのは、前号のサンデーロラー隊で82cmのヒラメをゲットしたヒトシ氏だ。「なぜでしょうか、ぼくはヒラメしかこないんですよ」というが、どうしてどうして、その前にはマゴチをしっかりゲットしているのだ。

 一般的に考えられているポイントは、ヒラメは荒めの砂底で流れの強いところ、マゴチは細かな泥砂底で流れの緩やかなところといったあたりが常識になっている。しかし、その常識に捕われてはいけない。確かに潮流に対してはヒラメのようにはいかないかもしれないが、ヒラメ同様に離岸流を意識して攻略すれば、かならずゴールに近付ける。

 ところで、まったくっもってわからないのが今夏の海況だ。表水温が摂氏21度前後あっても、ルアーがダイブする程度のごく浅い層でも極端に水温が低いのだ。南房総と同じような状況が東伊豆からも伝えられている。表層水温摂氏22度。しかし、5〜6m下では摂氏14〜15度と早春の水温状態が続いているというのだ。こうなると海に出かけて来たものの海水浴もままならない。そうなると高水温を好むマゴチを狙うには、厳しいといえよう。

 チームサーフェイスのメンバーが南房総のサーフにズラリと入ったが、まったくアタリはなかったといえるほど厳しいさだった。場所換えして入った内房のサーフでも釣果へと結びつかなった。シャローでライズしたマゴチの姿は目にしたもの食い気のスイッチが入ったマゴチはいなかった。ところが、その数日あとから南房総、外房総でヒラメ、マゴチが釣れ始まるのだ。

マゴチ狙いで、なぜ、ヒラメがバイトする!?

 そして数日後、チームサーフェイスのメンバーは、再び南房総に入った。そしてハイト氏がマゴチ2匹を抜き出した。このときヒトシ氏は、マゴチを狙ったはずなの40cmアップのヒラメを引き出したの。「座布団ヒラメを釣って以来、ぼくにはヒラメの背後霊がついているようです。ヒラメしか出ないんですよ」といっていたが、まんざらではなさそう。

 というのも同じフィールドにヒラメとマゴチが混じっていたとしても、ルアーを引くスピードが双方ではまったく異なるからだ。ヒラメは、ミディアムからミディアムファーストにバイトタイミングを入れる。ストップアクションを加えたところでヒラメがバイトしてくる。2〜3回リールハンドルを回転させてからストップを加えるのだが、ストップアクションを入れる時間が重要になる。

「実際、ストップアクションでポーズ状態になったとしても、ルアーはグイグイ泳いでいますので停止はしないでしょう。慣性力で泳ぐはずですが、ラインテンションが一瞬、抜けますのでルアーは、このときイレギュラーアクションを起こします。しかし、それ以上に長いポースだと、フローティングプラグでは浮力で浮き上がりますし、シンキングルアーでは沈みます。それではポーズは流すぎます」と、いうことだ。

 ルアーの泳ぎが緩みイレギュラーアクションを起こす瞬間が与えられればよいので、それ以上長いポーズだとバイトしてこない。瞬間的に生き物でないことが見破られてしまうと考えるといい。

 これがプラグによるヒラメの攻略のキーワードともいえるポーズタイムの取り方だ。

 それに対してマゴチは「単純にスローのタダ巻き。巻き上げスピードを遅くすれば、マゴチがきます。そのスピーだと、多くの場合、ヒラメは掛かってこないでしょう」と、ヒトシ氏。

 使用ルアーは、キラメキカラーを中心にアピールする。そして底から50cm上にルアーを通すようにする。となると攻略エリアの水深に合わせて、底から50cm上を通せるタイプを選択するので、ときにはディープダイバー系ルアーやバイブレーション、メタルジグももありである。

つぎのページに続く

2007/07