今回のサンデーローラー作戦で、はっきりしたことが2つあった。一つは水温、もう一つは使用するルアータイプ。その差でヒラメが出るか、マゴチが釣れるかが別れるのだ。そしてこの日、ソゲかマゴチの選択の中でローラー隊はマゴチへと走った。 水温摂氏22度がヒラメとマゴチの分岐点!? 大久保隊長によれば、水温が低ければヒラメ、高い場合はマゴチといった読みがある。その基準になるのが摂氏22度前後。摂氏22度以下だとヒラメパターン、それ以上だとマゴチパターン。これが北茨城、高萩、は鹿島灘全域に通じる傾向と読んでいる。大久保理論のベーシックな部分だ。 結論に到達する前に釣行状況を紹介おこう。 北茨城、高萩をガイドしてくれたのは、これまでサンデーローラー隊に加わって頂き、かつこのエリアのヒラメ&マゴチの主ともいわれるイワさんだ。イワさんがガイドするフィールドなら釣れないはずはないと、メンバーの誰しもが期待してやまないわけで、とくに北茨城から高萩にかけてのサーフにかけては、経験と豊富な情報量に支えられ滅法強い。 毎回、サンデーローラー隊に加わって頂いている多賀谷さんは、イワさんのガイドとあって期待を込めて前々乗りで北茨城のサーフに入っていた。 記者もサンデーローラー隊始まって以来、初めての前乗り。それだけ期待していたわけで、サンデーローラー隊始まって以来の大型ヒラメ60〜70cmクラスの捕獲を想定内にしていた。 ローラー作戦は、8月21日午前4時。記者は、20日の午後4時過ぎに北茨城に入った。実は午前6時前に自宅を出発し、銚子周辺から波崎、大洗、那珂湊と、各漁港に立ち寄りヒラメ状況をチェックしながら北茨城へと向かっいた。そんなわけで北茨城に到着したのが午後4時となってしまったが、銚子漁港、波崎漁港ともヒラメを狙う釣り人には遭遇した。しかし、いずれもエサ釣りで、その時間帯はエサのピンハゼを狙っているような状況で、何人もの釣り人が同じようにハゼを狙っていた。 そして実際にヒラメ情報に接したのは、大洗漁港であった。大洗で親しくしている釣り具店に顔を出し状況を確かめると、この日、54cmのヒラメがあがったそうだが、それっきりでけっして芳しいとは言えなかった。そして那珂湊漁港に立ち寄ったあと、一気に北茨城へと走った。ときすでに加賀谷さんは、サーフに入ってキャストを続けていた。記者は、そのサーフへと向かった。 夕刻は十王町の国民宿舎で日帰り温泉に 急深で流れの強そうな水際のサーフが、はるか彼方へと続いた。クルマを止めてサーフに出て左右を見渡すと、1km程離れたところに3人の釣り人が入っていた。そこへと急ぎ足で歩いた。10数分程経ただろうか、辿り着くと仲良く釣りを楽しんでいたように見えた3人は互いに知り合いでもなく、釣り人のよしみで情報を交換するなどで打ち解けていたのだった。 多賀谷さんは、この日の早朝、何度かアタリがあったらしい。そして何度か場所変えで移動し、再びアタリを得た同じこのポイントへと戻ってキャストを続けていたところだったが、アタリは得られなかった。 そのあと加賀谷さんと記者は、十王町の国民宿舎の日帰り温泉へ走った。 ここ十王町の国民宿舎は、全国の国民宿舎のなかでもとりわけ人気が高かく、よほど前もって予約しないと泊れない。ぼくらのような気紛れの予約無しの釣り人が、夏休みのハイシーズンに宿泊できるわけがない。ここでの目的は、日中の汗を落として、広い駐車場で午前3時まで仮眠しようという算段だ。 日帰り温泉の入料金は、日中は一人千円。しかし、午後4時過ぎからだと500円に割り引かれる。その時間を見計らって地元の人達が入浴に訪れたりするので結構、混み合う。それから休憩所には、食事やアルコール類などの飲み物も用意されているので、駐車場で仮眠をとるのであれば、ここで腹を満たすこともできる。費用的には、コンビニで食料をそろえるのと同じようレベルかというほどリーズナブルな料金設定。 やがて駐車場には、地元のイワさん、東京からマサオさん、横浜からヒロさんがやってきた。そして駐車場の片隅で加賀谷さんのクルマに積み込まれているキャンピング道具のテーブルや椅子が取り出され、しばし小宴会が催される。その機会にイワさんの北茨城、高萩のヒラメ状況が入った。とくに明朝入る高萩のサーフは、一日に6枚、7枚もあげた実績のあるポイントで、イワシなどのベイトが接岸すれば岸際でヒラメの舞い踊りが目にできるほど固体数が濃く、イワシを狙って海面で凄い数のヒラメが跳ねるというのだ。 そうしたポイントだから、ヒラメはかなりの確率で期待できるはずだった。 つぎのページへ |