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●南房総[春の穴釣り]

カサゴ、アイナメ、メバル、ドンコ、そしてメジナまでが同じ穴で釣れたゾ!

この時期、もっとも確実に釣果が得られる穴釣り、実績のある穴には、確実に狙えるターゲットがいる。だから本命仕掛けで攻略すべし。

穴釣り仕掛けの基本はブラクリタイプ

 穴釣り仕掛けといえば、ブラクリ仕掛け、イセエビ仕掛け、それに穴釣り専用仕掛けといったところだろうが、いずれも釣り方がよく似ていて、オモリの下にハリが結ばれている吹き流し状態のブラクリタイプ。それゆえに釣り慣れるまでは、どの仕掛けとも根ガカリも頻発する。そこで穴釣りの名手の加賀谷氏が、ごくごく身近な南房総の堤防のテトラの穴にチャレンジしてカサゴを出してくれるという。

 その日は、土曜日。天候もよく、まさに絶好の釣り日和。ポカポカの春の雰囲気が漂っているではないか。

 そんな陽気な日にいいたくないのだけど、房総半島もせちがらくなっている。釣り場に入るために港内に駐車すると500円が徴集されるところが、少しずつ見られるようになったが、今回はそうした釣り場に入ることになった。それでも伊豆半島にくらべれば半額だからまだ安い。もちろん探せば、管理されてない空き地もなくはないので、駐車代を支払いたくなければ少し歩けばいい。駐車料金を徴集するのは、大抵はサーファー絡みだったりするが、釣りでは洲崎周辺や鴨川、勝浦周辺の一部の漁港に限られているので、まだまだ多くはない。とりあえず港内にクルマを止めて堤防に入って釣りをしてると、年輩の漁協関係者らしい人が領収書を片手に近付いてきて500円を持っていった。

 釣り人の加賀谷氏は、記者より早く釣り場に入っていた。釣り仲間の飯村氏も同伴していてこちらは、テトラに立ってルアーでヒラメを狙っているではないか。というのもこの港は、沖合いにゴムボートが何隻も浮かんでいて、それがすべてヒラメを狙っている。セグロイワシを釣りながらヒラメを釣るという2段構えで、釣果はヒラメで40〜50cmが釣れる。ほかサバ、マトウダイ、トビウオなどで、いずれも良型が上がっている。

 そのゴムボートが浮いているのは、ショアからの至近距離。もっともルアーを投げても届くような距離ではないが、そんな近くでヒラメが上がっているのだから、ヒラメハンターの飯村さんのヒラメモードは、本気になる。

コマセでドンコを集めてしまった!?

 一方、本命の加賀谷氏は姿が見えない。実はテトラの穴に潜り込んでいるのだった。堤防の先端へと向かっていると、テトラの間から立ち上がって釣ったばかりの魚高くかざして見せてくれた。「ドンコ」だった。それから、次々とドンコが釣れ続ける。どうもコマセでドンコを集めたようで、それにでっかいゴンズイが加わった。ゴンズイとドンコの2匹が同時に掛かってあがってきたりもしている。

 いったいどういった仕掛けを使っているのだ?

 ということで加賀谷氏の仕掛けを見せてもらうと、何と鹿島や大洗のイセビ狙いと同じ仕掛けで穴釣りをしているのだ。ハリが4本。多少のハリスの長短はあるもののほぼ同じ長さで、それぞれにオキアミが掛けられているので、一つエサが取られても、残り3つでターゲットを誘い出してくれていて、反応があるたびに引き上げてエサを確認しなくてすまされる、何とも不精な仕掛け。なるほどあるていどの反応に晒しておいてエサは十分に長もちするので便利といえば便利。もちろん強い引き込まれないように対処しなければ、根掛かってしまう。

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2007/03