アジは意外な場所に接岸してくる。いつも攻略している船道や堤防の外海側の深場ばかりではない。超シャローのスロープまわりでも良型のアジがまわってくる。それをライトに狙うというのが面白い。 釣果は、接岸情報が最大のキーポイント アジ釣りは、回遊タイミングが釣果の分かれ目になる。ときにはバカ釣れもあるかと思えば、まったく釣れないこともある。釣果は、群れに出合わなければゼロに等しい。フィールドによって異なるだろうが、基本的には夕マズメ以降の時間帯がメイン。そのとき上げ潮であれば、実に好ましい。上げ潮に乗ってアジの群れが接岸し、さらには港の奥深く入っくれる。そうなれば、爆釣のベストタイミング突入する。 潮まわりもありけど基本は群れまかせだから、かなり博打的な釣りともいえる。そもそも良型アジの釣りそのものが群れの接岸頼なのだから、当たるか、当たらないかはっきりしている。釣れるときは、釣れる。それゆえに情報が重要になる。 具合のよい潮まわりであれば、一晩に群れが何度も押し寄せてくれ、アジの泳ぎで海面が盛り上げって踊るということもある。ときには30分置きに新しい群れが接岸し、それぞれにサイズが異なったり、色見に違いが見られたりして、なるほど異なる群れであることを示してくれる。 一群れごとの動きは俊敏で、一群れ2、3匹も取り込めれば十分。それで5〜6回も群れが接岸する日には、30cm前後のアジが20匹近く取り込めたりする。そのタイミングは、上げ潮時で下げ潮に入ると群れの回遊数は極端に減少して沖合いへと離れてしまう。 良型が釣れるポイントは、照明の当たらない暗闇 では、どこを狙うか。一つの目安は、照明である。照明がないところでも釣れるが、照明が入る方が釣り人としてはポイントが絞り込みやすいというメリットがある。そこで釣れるサイズを比べると、照明に近い明るいところではどちらかといえば型は小さめで、それがそのエリアのレギュラーサイズだとすれば、照明から外れた陰のエリアで反応するアジは、概してレギュラーサイズに比べてより大型になる。 数は少なくても大型を狙いたいのであれば、照明が切れた陰の部分を中心に攻める。これはどの魚にもいえることで、大物ほど明るいところには出て来ない。 そして外洋に面している岸壁や漁港であることがキーポイントになる。こうしたところでは、アジの回遊コースになっていたりして、一晩に何度も群れが接岸する。そうした場所は、大抵は外洋に面して潮あたりのいい場所になる。 接岸するキーポイントとなる場所としては、ある程度の水深があることが必要で、そこを起点に港内などへと、どんどん進出してくる。こうしたキーポイントになる場所がアジ釣りでは狙われる。確かに釣れる場所には違いないが、水深があるためアタリのあるタナを探り出す必要がある。コマセを使用する釣りであれば、多少のずれがあってもコマセに寄せられる。それにしても探り出すレンジ幅が広すぎる。しかも、水深が7〜8mある船道などでは、ベタ底近くをアジが通過していることもあるので、そのことを理解するまでにかなり時間が食われてしまう。 しかし、超シャロー、つまり非常に浅いところであれば、探るレンジが狭いので、すぐにアタリの出るタナが見つけられる。しかも攻略しやすい。こうした場所は、岸壁と磯が組み合わさる漁港まわりで、少し沖合いから岸壁際で一気に浅くなるような場所だ。夕マズメ以降になると、こうした浅い場所にエサを求めて大型アジも突進してくる。だから深い沖合いを狙わなくもよく、ライトタックルで攻略できる。 そして港内に侵入してきたアジは、少し照明の入ったスロープまわりにも進出してくる。スロープの先端の立ち上がりまで接岸するというと「そんな場所は、型も小さいでしょう」と、思われるかも知れないが、以外や以外、良型が少なくないのだ。 静岡県の清水の某漁港でも超ベテランのアジ専門の釣り人が、港の最奥の漁港の岸壁、それも国道沿いのポイントでアジを狙っていた。水深は3m余りで、アジ釣りでこの場所を狙う釣り人は皆無という。その場所で毎晩、30cm前後のアジを7〜8匹釣って帰るという。もちろん2〜3mでタナを読みやすいし、アジにサビキを見せやすい。とはいっても、「超表層を回遊してくるとは思わなかった」というように探るレンジ狭いといっても、アタリがなければ狭いレンジでも変えなければならない。それくらいの手間は、当然、やあるしかない。 つぎのページへ |