イシモチを釣る<エサ釣り> 

 


イシモチ釣り/イシモチ釣り仕掛け

◆この魚の特徴◆頭部に耳石があることから、石持ちと呼ばれるが、ニベの項目で触れたようにニベと姿、形、生息環境もそっくり。ニベと同じく砂底に棲んでいるが、冬の間は水深100m前後の深場にいて、水温が温かくなる春から初夏にかけて産卵のために群れをつくって接岸してくるので、釣期は周年だが、初夏から秋にかけてが釣りやすい。また、釣りは、潮が幾分、濁った状態のときがよく、とくに朝マズメ、夕マズメが狙いとき。釣法は、イニベと同じで投げ釣りやウキ釣りなどがあ。中層にいる大型を狙うにはウキ釣りが適している。また、ルアーでも釣れる。ジグヘッドにソフトルアーが一般的だが、メタルジグや小型のプラグでも掛かる。

 釣期は、周年だが、初夏から秋にかけてがとくによく、初夏には30cmアップの数釣りもできる。食味がいいのは脂が乗った冬だが、白身で塩焼き、刺身、酢の物、一夜干しなどで食べると美味。少し水ッポイので、刺身にするときは、たっぷりの塩に20〜30分ほど寝かせておいて水抜きをしてから、水洗いして塩分を流してから刺身や酢の物にすると身がしまり美味しく食べられる。また、三枚におろして皮を剥いでからコブ絞めにして刺身にしてもいい。

岸壁からの攻略は……

イシモチは、エサ釣りでもルアーフィッシングでも釣れる。釣り場は、サーフと岸壁とがあるが、岸壁からの釣り方を紹介しよう。岸壁からのエサ釣りは、胴突き仕掛け、テンビンを使った吹き流し仕掛け、ウキ釣りがあるが、手軽のは胴突き仕掛け。

イシモチの特徴

胴突き仕掛け

市販のイシモチ仕掛けを力糸の先端に結んで、仕掛けの先端にオモリを組み込めば完成。オモリのサイズは、竿の強さと関係するが、シーバス用のルアーロッドだと5〜8号、投げ竿であれば20号以上のオモリを背負える。

仕掛けは2本バリが、仕掛けの全長が長くならず投げやすいし、ルアーロッドなどを使用するのであれば、仕掛けの上側のヨリモドシを外して、力糸に直接結ぶと、上側のハリの付け根近くまでガイド側に仕舞い込めて仕掛けがコンパクトになるので、短い竿の場合は、こうした工夫をすると投げやすい。とくに風の強いときは、胴突きが扱いやすい。ただし、この仕掛けの場合、大型出にくいという欠点がるが、数得やすい。

吹き流し仕掛け

オモリを組み込んだテンビンを使用し、テンビンのアームに仕掛けを掛けて釣る方法で、仕掛けは波の動きで自由に揺れたり、流されたりしてアピールする。胴突き仕掛けと異なるのは、仕掛けがベタ底に這っているのでなく浮いているところ。

 

エサは、アオイソメ。太めのものがよく、タラシは4〜5cmにしてハリ先を出す。

投げ込んだあと、ポイントを移動させて魚を集める場所を想定し、そこにしばらく止めておいて反応がなければ2〜3づつ引き寄せては止めておく。アタリのポイントが分かったら、そこを手中攻略する。

ウキ釣り

ウキつりは、2本バリで、仕掛けは上からウキ止め、ビーズ、ウキ、クッションゴム、オモリ、三つ又サルカン、ハリス、ハリで、タナを調整できるようにする。

イシモチは、ベタ底から少し浮いている留まってる。大型になれば流れのある場所に出て、さらに上の中層を遊泳するので、これを狙える仕掛けであれば、より大型の可能性が高まり、30cmアップを釣るのも稀ではない。

ルアーフィッシング

ジグヘッドによる攻略は、まさに流れのあるところの中層の大型サイズを狙う釣り方になるので、結果的に見れば、エサ釣りより大型を確保しやすい釣り方になる。ジグヘッドは、流れの強さや、水深によって1/4〜3/8オンスまで使い分ける。ラインは、6〜8ポンド。ラインスレの心配があるところでは、10ポンドを使用。ソフトルアーは、2〜3.5インチを使用。

釣り方は、流れの付いている場所の底から少し浮かせた感じでゆっくりとただ引きするだけでいい。そうすると実際には、中層を中心にトレースする感じでルアーが引かれる

●エサ釣り仕掛けは流用できます

エサ釣り仕掛けは、この仕掛けはこの魚種しか使えないということはありません。魚が遊泳するタナに合えば、同じ仕掛けが使えます。アジのサビキ釣りも、工夫しだいでメジナ、イサキ、スズキを狙うこともできます。もちろん、魚のサイズに合わせてハリ、ハリス、幹糸を太くしたり細くしたりもします。

根魚や底性魚についても同じです。仕掛けをベタ底にする、少し浮かせるといったわずかな違いで釣れる魚種が変わり、ちょっとの工夫で同じ仕掛けが流用できます。

魚の特性を知れば、根魚狙いをウキ釣りで、投げ釣りでといった異なる釣り方もできます。