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納涼ナイトフィッシング 夜の五目釣りで大物が出せる!

ターゲットは、アジ、イサキ、メバル、メジナ、ムツ……

日中の海辺は、どこも海水浴客で賑わっていて駐車スペースに困るし、釣りも難しい。しかし、夜ともなれば、海水浴客は潮が引いたようにいなくなる。納涼気分で夜の釣り場に三々五々と人が入る。とくに外海に面したところには、一発、大物を狙う釣り人の姿もある。のだ。

日中の間に釣り場の下見をしておくこと 

 夜釣りを楽しむには、幾つかのことを守らないいけない。まず、まさかのこともありうるので単独行動をしないこと。そして何を狙い、どの釣り場に入るのかを日中の間に決めておき下見する必要がある。はじめての釣り場ならば、状況が把握できないから、日暮れて釣り場に到着したのでは話にならない。日射しの高い明るい間に幾つかのポイントを下見して、ここぞと思うポイントでは、根の位置、繋船があればロープの入り具合などを細かく頭にいれておく。そうでないと思わぬトラブルに巻き込まれ、仕掛けを消耗し、電気ウキまで失ってしまうこともありうる。

 この時期だと、まず、エビアミが入っていないかどうかを確認する必要があろう。漁師は、漁港の出入り口であろうが船道近くであろうが見境なくアミを入れる。だから釣りにならなくなることも多いのだが、エビアミの入るカ所も日中の間にチェックする必要がある。

サビビキ仕掛けは、サイズ別種類別を複数用意する

 また、想定している釣法の仕掛けは、十分に用意しておく。ハリスやハリなのどのサイズ違いを少なくても3セットづつは用意すべし。釣り場によっては、思ったより魚が小さかったり食いがシブかったりすることもある。そうしたときはハリ、ハリスも細く小さくするし、逆に食い気立ち魚が予想外に大きいときは、細いハリスや小さなハリでは切られたり、伸ばされてしまう。そうしたことにそなえてサイズの異なる仕掛けを複数用意しておくのだ。もちろん電気ウキや場合によってはケミホタルを使うこともあるので、これらも予備も用意しておきたい。

 ほかに懐中電灯やヘッドランプ、ハリ外し、エサ箱、クーラーボックス、水切りバケツ、タオル、帽子、長時間の釣りを想定して椅子、長ズボン、長そでシャツ、夜露を避けるための薄手のジャンパーなども必要。蚊除けは蚊取り線香やスキンガードが必要だろう。

 実際、そうした細かなものは余り持たないでも構わない。椅子はクラーボックスを代用できるし、スキンガードや蚊取り線香は持参しないで、長ズボン、長そでシャツで蚊に刺されないように勤めてもよいだろう。そのほうが、より少ない装備で気軽に夜釣りを楽しめるからだ。そうなればサビキ仕掛けでも、コマセを使うような釣りをしない方法を考えればいい。それでもうまくやれば、アジにも出会える。

サビキ仕掛けで狙える魚は、アジ以外にもいろいろだ

 そうしたことで面白いのは、夜釣りのサビキ仕掛け釣りだ。通常、サビキ仕掛けだと何らかのかたちでコマセを利用するが、コマセは道具仕立てが多くなるばかりでなく、周囲や汚れたり、自分の手にコマセが付着してしまうので、勘弁してもらいたいと思っている人も多いのではないだろうか。

 そこで夜釣りは、電気ウキやケミホタルウキを利用しながらルアー的な攻略を想定して展開することをオススメしたい。もちろんここは待ちのタイミングだというときは、じっくり待つ。そうしたポイントでは、必ず時間を空けると反応がある。

 今回、実践したサビキ仕掛けの活用法を幾つか紹介すると、まず、サビキ仕掛けを複数のワームなどのハリ付きルアーが組み込まれた仕掛けと見てもいい。つまり投入後、巻き上げ回収で誘って魚に食わせるのだ。このときテンビンは使わない。胴突き仕掛けで先端にオモリを組み込んでいるのでライン絡みやハリが絡み合ったりもしない。だから、ほとんどルアー感覚の釣りになる。魚の状態によっては、ゆるゆると遅いスピードで巻き上げ、底近くに通したり、少し巻き上げスピードを速めて中層を通したりする。イサキやメバルは、こうした攻略で反応する。また、このメリットは圧倒的な飛距離が得られることだ。

 サビキ釣りは、そればかりではない。ウキ釣り同様に電気ウキを組み込んだ胴突き仕掛けとしての使い方だ。タナを想定してウキ下を調整しておいてゆっくりサビいてくるのだ。夜光素材が組み込まれたサビキは十分にライトで照射し、スローでサビかれているときに大きなプランクトンがゆらゆらと波間に漂うな動きを見せる。これにはアジやイサキが反応する。

サビキにエサを掛けるべし

 食い気の高いときは、サビキのみでも動いていれば反応する。しかし、より効果的なのはサビキにエサを掛けることだ。エサは、オキアミかイソメ類かのどちらかだが、できるだけ沖合いの回遊コースや沖根を狙うため、フルパワーで打ち込むことが多くなるので、それにはオキアミだと投げたときの力加減でしばしば外れてしまう。そうなると投入した仕掛けにエサが掛かっているだろうかと不安に思ってアタリを待つより、確実にエサ掛けができて飛行中に外れにくいイソメ類を使用するほうが安心できるということで、イソメ類をかけてみてはどうだろう。イソメ類では、アジは掛からないと思われている釣り人もいるかもしれないが、そんなことはない。そもそもサビキバリ自体がオキアミイメージで、そこに生エサが掛かっているのだから問題なく反応する。

 食い気がないときや根魚を意識したときは、エサは1本掛けなど大きくし、活性が高かまるにともない生エサを小さくカットする。臭いが付着して入る程度も食ってくることがあるので、その時々でエサの大きさは変えるといい。

サビキ仕掛けは、どんなものを選ぶべきか

 サビキはいろんな種類があり、その数は実に多彩だ。たとえばハリの数、ハリの大きさと形状の違い、ハリスの太さの違い、スキンカラーの違い、素材の違いなど大きいところだが、アジ狙いであれば、ハリ7〜9号、ハリス0.8〜1号、幹糸2号というのが一般的であろう。しかし、アジポイントで磯に近いところでは大型のイサキやメジナ、メバルが反応することがあり、1号程度のハリスだと簡単に着られることもある。

 そうした場合は、ハリスが1.5〜2号のサビキ仕掛けに切り替えられるように太ハリス仕掛けを用意しておきたい。そうすれば1kg程度の魚でハリスを切られることはない。しかし、安全を見て3号とした場合、たしかに大抵の魚はハリスが切られずに取り込めるものの、困ったことに根ガカリした場合、道糸が切れることもある。そうなれば、電気ウキもとろとも回収できなくなくる。そのためサビキ仕掛けのハリスの太さをどこまでにするかは重要になる。

 もちろん根まわりを攻略せず、たんに沖合いに仕掛けを投入する釣りであれば、そうした心配はない。

アジの侵入コースを読めれば釣果は高まる

 アジが外海から進出してくるとき、広く漫然に接岸してきて港内へと侵入してくるのではない。第一陣の群れ、第二陣の群れ、そして第三陣と続くなかで、段々とそのコースが広がって行く。まず、一陣の群れがどのコースから侵入してくるかを読む必要がある。大抵は岸際の根を伝いながら港内奥へと進み、ある程度港内に留まったあと根を伝いながら沖合いへと戻って行く。進出してくる群れの回数が多くなると、港内はアジで満たされ、方々でアジが跳ねたり、海中を突っ込む凄い光景が常夜灯の下で繰り広げられるのだ。

 そのときは何を投入しても食ってくる。エサだけでなくルアーにも面白いように反応する。そんな場面は、年間に何度かある。そんな幸運な夜釣りにで出会えることを祈っておきたい。

 

 

2006/08